フリーランスって言葉は会社から逃げる免罪符ではない


社畜のエロ座衛門です。


ただの社畜じゃないぜ

どう贔屓目にみても

今後出世することはないだろう。

生活が豊かになることはないだろう。


そんな未来がそれなりに確約済み(^^)

自他共に認める。

認めざるを得ない。

認めざられるを得ない。


そんな誇り高き30代。

社畜のエロ座衛門

でも意外とエロくない。



そんな社畜の私にとって

前から理解に苦しむことがある。



なんか、フリーランスって言葉が

ずいぶんと敷居の低いものになっているような気がする。

ツイッターとかの界隈だけなのかな?気のせいかな?



ちょっと前からネットの界隈でたまに見かける

ブログとかアフェリエイトとか

クラウドソーシングとかで生計を立てている、という


フリーランスと名乗っている人たち。

ノマドワーカーと名乗っている人たち。


なんでも、クラウドソーシングとやらは

web上だけで発注、受注が成立して小銭が稼げるらしい。

それで数をこなして生活費を稼げるらしい。

あとはブログとかアフェリエイトの収入とかで。

そんなかんじで会社とかに属さないで生きている人が、結構いるらしい。


そんなライフスタイル。

すげーと思う。


何故ゆえに社会からそんなにはみ出したがるのか。

何故そんなにリスキーな生き方を選ぶのか。


率直に言って

やめたほうがいいと思う。


ぶっちゃけ、派遣とかフリーターのほうが、ぜんぜん理解できる。

何かしらの組織に属しているから、安心する。


やれ社畜は終わってる、

社畜社畜とか

なんだかんだ言っても

サラリーマンは楽だと思う。

決められた給料は必ず貰える。


社会保険や福利厚生もあるし休みもあるし

会社次第だけどコンプラ意識やボーナスもある。


よく、フリーランスの人は

決められた時間に毎日満員電車で通勤なんてやってられない!

みたいなことをおっしゃっておられるが。


べつに通勤なんて騒ぐほど大変じゃない。

ていうか、そんなこともままならないような人なら

フリーランスでも仕事なんかできないんじゃないだろうか

そんな人に仕事頼みたくないよね


人生なんて、

納得いかないことだらけなんよ。

納得いかないことだらけの中で

やっていかなあかんのよ。

その中で楽しいことも時にはあるから

最高なんやないか。


私も若い時はそんな心境になれずに

不満ばっかり言って仕事辞めたこともあったが。


もう、ある意味

会社に所属してるだけで、もうけもんなんよ。

それに気が付いた。今更。


会社員なんて、それなりに手抜いてうまいことやればいい。

慣れれば誰でもできるはず。

精神病むまで仕事やる必要まったくない。

ほどほどに上手くやればいい。



サラリーマンは会社から評価されないのが納得いかないってのも

前は悩んでた。


でも、気付いたよ

俺なんて、たいして優秀な人材じゃないわなって。


そもそも、よく

俺はこんなに仕事こなせて優秀なのに、会社から評価されない!

理不尽だ!

なんていって会社辞める人いるけど、

ただの勘違いよ(^^)


あなた、ぜんぜん優秀じゃないから(^^)

そもそも、あなたが本当に優秀なら

何故そんな程度の会社にしか入れなかったのか?


その程度の会社にしか入れなかったのがあなたの資質。

本当に優秀なら、もっと待遇がいい会社に入れてるから。

身分相応だから安心すべし!


本当に満足できる会社なんて、そんなないよ。そんなもんよ会社なんて。

会社に夢見過ぎ。期待し過ぎ。



まあなー、

もう俺くらい達観した社畜にとっちゃあ

会社から評価なんて、されなくてもいいんよ。


どうせ会社もバカなんだから。

バカな会社が、バカな俺の

何を評価できるかっちゅーねん。

評価なんてまともにできやしねーよ


首切られない程度にやれば良し。


そう考えたら、

サラリーマンなんて気楽なもん


外回りだったら昼寝し放題だし

経費も使い放題。

そこそこの規模の会社に属してたら

どんなバカな奴でも、外から見たら不思議とまあまあ、まともに見られる。

実際は会社も俺も中身はどうしょうもないバカだけど。


まあ

そんなこんなで社畜社畜なりに

文句言いながら楽しくやれるわけよ

つーか不満なんてあって当たり前やん。人生。

雇ってくれる会社があることをありがたく思え(^^)


まあ、あんまり酷い会社なら会社変えたほうがいいと思う。

それは妥協しないほうがいい。

世の中には腐るほど会社あるから。




BUT

もし所属する会社が無くなったら

信用ガタ落ちよ。


いやよ


不安じゃん。

俺はいったい何者なん?

てなるやん



だって

雇用されてるってことは

少なくとも雇用先からは多少の信頼があるってことやし。


その業界の中では、存在する価値は間違いなくある。


どこにも属していない人間なら、

個人で余程の実績を残していないと

はたから見て信用できんよね、普通。


例えば何年もその業界の会社に属していて、何年も実績がある人なら

ぜんぜんいいと思う。なるべくしてフリーランスになることは優秀な人なんだろうと思う。


でも

最近多い、クラウドソーシングとかでその日暮らしの繰り返しみたいな生き方してる自称フリーランスっていう人たちが理解に苦しむ。


よくブログとかで会社なんて辞めてフリーランスになれ!

フリーランス最高!とか煽ってる人いるけど、若い人には騙されてほしくない。余計なお世話だけど。


仕事がつらいのはわかる。

だが


目の前の壁から逃げることを、

フリーランスになる、という言葉で正当化して自分をごまかしてないか?


フリーランスというかろやかでスタイリッシュな言葉の響きに騙されて


会社で働くことから逃げる免罪符にしていないか?


本当にフリーランスになりたいのか?


フリーランスじゃなきゃできないことなのか?


フリーランスでやっていくメリット、デメリットをきちんと理解できてるのか?


わずらわしい人間関係から逃げたいだけなんじゃないのか?


組織の中で働く対応力がないだけなんじゃないのか?

それをがんばって克服しようと思えないだけなんじゃないのか?


そんなんでフリーランスになっても何も成長しないんじゃないか


誰でもできるクラウドソーシングで生きてるフリーランスなんて

フリーターより社会的信用はないよ。



べつに会社を辞めることがわるいなんてぜんぜん思わない。

俺だって、会社に見切りつけたら辞めたい。そんでもっといい会社にいきたい。ただリスキーだからなかなかできることじゃない。



ただ、安易にフリーランスになることを煽ってる、最近の一部の人たちや風潮には


違和感しかない。