あれは俺が27歳くらいのときか。
俺は土曜の夜、あてもなく街をさまよっていた。
地方都市の駅前から少し離れたあたり
いや、なんとなく成人男性向けの夜のサービスを提供して頂くつもりで、いろいろ思いに耽っていたんだ。
俺はそういうとき。失敗したくないんだ。みんなもそうだろうけど。
でもその夜は違った。
満月のせいだろうか、俺はいつになく冒険の予感がした。
路地裏に手招く中国人エロマッサージ嬢(^ばばあ^)
いつもなら見向きもしないのに、なぜか俺は興味もを示した。
嬢に手を引かれ近くの雑居ビルに入った。
二階が店。
まるで香港のマフィア映画みたいに
雰囲気のある汚さ。
なんだかワクワクしてきたよ
全体的に暗い店内。廊下の奥に洗濯機が見えたり。
嬢らが普通に廊下を行き交っていたり。
ちなみに美人はいなかったように思います
あまり清潔そうに見えないベッドに寝かされた俺は、
これから起こるであろうファンタジーに心踊らされていた。
隣のベッドにも男が寝ていた。一応仕切りみたいなのはあったが、声とか超聞こえる。
なんかすげー楽しそう。
キャッキゃ女が笑う。
男はなんだか甘い声で優しく女に冗談を言ったり気を遣って場を盛り上げている。
こんなやりとりを聞かされるほどの苦痛はねーな。
まじきもい。男。
ばかじゃねーの、なに中国人エロマッサージ嬢(^^ばばあ)に対して
キャバ嬢に媚びへつらうみたいな態度で頑張ってんだこいつ。
そんな俺は待たされていた。
なかなか嬢は来ない。
隣では相変わらず男がキャバ嬢に媚びへつらうように頑張ります。
だんだんムカついてきた。
やっと女が来た。
態度が悪かった。
隣の女はキャッキャ笑って楽しそうでなによりです。
ふざけんな!
サービス業なら愛想良くしいや!
俺はムカついて途中で店を出てきた。
ちゃんと金は払ったと思う。
もう二度と中国人エロマッサージ店には行かない、と
心に誓った夜だった